2017年5月11日木曜日

発酵食材をとり入れたフレンチ「星野リゾート ロテルド比叡」のディナー



琵琶湖をのぞむオーベルジュ、「星野リゾート ロテルド比叡」
取り組んでいるのは「発酵ガストロノミー」
ガストロノミーって、単なる「美味」だけでなく
文化と料理の関係を考察すること。

琵琶湖の伝統食材「鮒鮓(ふなずし)」や酒粕などをフレンチにとり入れ、
地元近江の食材と組み合わせるといいます。

地元ならではの食材、しかも話題の発酵、そして伝統的なフレンチのコラボ、
どんな組み合わせをいただけたのかをご紹介しますね。
レストランへのアプローチ
「ロワゾ・ブルー」はフランス語で青い鳥。


~湖からの美食フレンチ~
器のコーディネートも青がメイン。


近江から2種のアミューズ
イワナのタルタル 桜の香り
えび豆とお米のチップス
左がイワナのタルタルが隠れています。下は木製スプーン。
右はお米のチップスに郷土料理のエビ豆の煮もの。
エビ豆は、琵琶湖の小エビと大豆を甘辛く炊いたおそうざい。

ビワマスのマリネ 卵黄味噌漬け 山菜のベニエ
上の円筒状がマスのマリネ。黄味でマリネされ、とろける食感でした。
山菜のベニエ、フリッターはフワッカルッ。
香りが春らしくて、白ワインにベストマッチ!


~フランスと近江の鮮烈な出会い~
フロマージュブラン 貴腐ワインのジュレ 鮒鮓のアルモニ
鮒鮓が・・・・・・

丸いベースはフロマージュブランなので、クリームチーズ。
その上い鮒鮓の薄切りがあって、
上に甘酸っぱいワインゼリー。
鮒鮓がはじめてだったので、よくわかりませんでしたが、
発酵したうま味を発酵のチーズ、さらに貴腐ワインのゼリーの組み合わせで
発酵前菜としては、トリプルのハーモニー。
ワインにはとてもよく合いました。

通常1年熟成させる鮒鮓ですが、ここで使用されているのは
塩漬け2年、飯漬け1年の合計3年間熟成させたもの。
さらに次の料理に使っている鮒鮓は、さらに1年間酒粕に漬けて4年かけたもの。
鮒鮓特有の酸味がやわらぎ、酒粕の甘味が加わって
食べやすくなっているそうです!
鮒鮓って奥深いですね~。

4年漬け鮒酢とフォアグラのテリーヌ 清見オレンジとナッツ

もう1品。鮒鮓。こちらは下にフォアグラのテリーヌ。
上に鮒鮓の薄切り。清美オレンジのグラッセとくるみ。
白い粉状のふわふわは、クルミのオイルをパウダー状にしたもの。
こちらも、フレンチの技法と鮒鮓の組み合わせ。
白い粉状のふわふわはオイルを粉状にする食材「マルトセック」を使っています。
フォアグラと鮒鮓の濃密な味わいを香ばしく軽いソースでいただく。
贅沢な時間を感じるお皿でした。


新玉ねぎのブルーテとマテ貝
新玉ねぎのポタージュに中央にマテ貝のソテー。
上には新玉ねぎのフレーク。
おいしい!!

真鯛のポワレと碓井豌豆 ソースブールブラン
真鯛ですが、琵琶湖で泳いでいるかのような一品。
左上は鯛の子。碓井豌豆(グリーンピース)の
リゾット添え。

かなりお腹がいっぱいになってきました。
なので、お肉は小さくして、とお願い。

国産和牛ロースト 蕪 山椒
このすばらしい絶妙な色合い!
もちろん、それに見合う味わいでした。


アシェット フロマージュ
お好きなチーズを、と言われましたが、
とにかくお腹が苦しいので、少しだけいただきました。
左のグリーン、マーシュの下はブルーチーズ。
ハードタイプの下にはいちぢく。


ルッコラとマンゴー
お口直しのようにすっきりと。
ルッコラがシャーベットになってすっきり。
下はマンゴーのゼリー。


いちごのデグリネゾン ココナッツのブラマンジェ
デクリネゾンって・・・、説明しにくいのですが、
1つの食材をいろいろな調理法を使うときに使われる言葉。
いちごが生とピュレになって、プラマンジェにのっていました。
回りのチュイールはスパイスの香りが。


小菓子とコーヒー
フランスボルドーの郷土菓子、カヌレと
ホワイトチョコレート。中のクリームはフルーティ。
レストランから見える夜景。


満腹すぎ~。
雰囲気も料理も
フランスボルドーのレストランを思い出す、
本格フレンチを堪能しました。



ライブラリーのラウンジにある
ハーブティーがとっても魅力的でしたが、
とても夜は入らず、
朝起きて、飲むことに。おやすみなさい!

星野リゾート ロテルド比叡 
京都市左京区比叡山一本杉
予約・お問い合わせ:0570-073-022
(星野リゾート予約センター/9:00~20:00)

比叡山延暦寺の朝のお勤め体験は、次回のブログに~!


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